こんにちは。熊本県熊本市にある関歯科医院です。
前歯は口を開けたときに最も目立つ部分であり、顔全体の印象を左右します。前歯の色や形が気になると自信を持って話すことや笑うことができず、審美歯科で前歯をきれいにしたいと考える方もいるでしょう。
審美歯科ではどのような方法で前歯をきれいにできるのでしょうか。
今回は、審美歯科で前歯をきれいにする方法や費用、治療方法の選び方などについて解説します。前歯をきれいにしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
審美歯科で前歯をきれいにする方法
審美歯科で前歯をきれいにする方法は、お悩みに合わせて選ぶことができます。主な治療方法は、以下の通りです。
ホワイトニング
前歯の色が気になっている場合、ホワイトニングで歯を白くすることができます。歯を削ることなく薬剤を歯の表面に塗布して歯を白くする方法です。ホワイトニングには、3つの種類があります。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングのことです。歯にホワイトニング剤を塗布し、光を照射して歯を白くします。高濃度の薬剤を使用するため、歯科医師や歯科衛生師など資格のある人しか施術できません。
1回の施術で効果を実感できる場合もありますが、理想的な白さにするためには何度か通院が必要になるケースもあるでしょう。オフィスホワイトニングの効果が持続する期間は、3カ月〜6カ月ほどです。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、歯科医院で作成したマウスピースを使用し、自宅で行うホワイトニングのことです。オフィスホワイトニングよりも濃度の低い薬剤を使用するため、自宅でも安全にホワイトニングができます。
マウスピースにホワイトニングの薬剤を塗布し、1日1〜2時間装着することを2週間ほど続けます。ホームホワイトニングの効果の持続期間は、6カ月〜1年ほどです。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。歯科医院でホワイトニングの施術を受けたあとに、自宅でホームホワイトニングを行います。効果の持続期間はほかのホワイトニング方法に比べて長く、1〜2年ほどです。
セラミック治療
セラミック治療とは、セラミックの被せ物(クラウン)や詰め物(インレー)を使用した治療です。歯並びや形を整えるためにセラミック治療が行われることもあります。セラミックは天然歯に近い色や透明感を再現できるため、前歯の治療に使用されることが多いです。
セラミック治療で使用する素材には複数の種類があります。なかでも、オールセラミックはセラミックのみで作られた素材で、審美性が高いことから、前歯の治療に選択される傾向があります。
食いしばりや歯ぎしりなどの習慣がある場合は、強度の高いジルコニアが選択される傾向がありますが、オールセラミックよりも審美性が劣ります。
ラミネートベニア
ラミネートベニアとは、歯の表面を削り、セラミック製の薄いシェルを貼り付ける治療法です。歯並びや歯の色を改善する際に行われます。歯を削る量はわずかで、治療期間も短いです。
ただし、軽度の歯並びの乱れや形を改善したい場合に適応となり、重度の歯並びの改善は難しいです。また、セラミック製のシェルが割れてしまうリスクもあります。
ダイレクトボンディング
ダイレクトボンディングとは、歯の色や形を自然に再現する治療法です。ハイブリッドセラミックと呼ばれるセラミックとレジンを混ぜ合わせた素材を歯の表面に塗り重ねて、歯の色や形を整えていきます。セラミック治療に比べると治療期間が短いです、
ただし、レジンが含まれているため、セラミックに比べると審美性に劣ります。
歯列矯正
前歯の歯並びの悪さを改善したい場合には、矯正治療が有効です。前歯だけならば部分矯正で対応できることもあり、全体矯正に比べると費用や治療期間を抑えられます。
ただし、噛み合わせなどによっては全体矯正が必要になることもあるため、歯科医師との相談が必要です。歯列矯正の方法には、主に以下の2種類があります。
ワイヤー矯正
歯の表面にブラケットという矯正装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯に力を加えて歯並びを整える方法です。従来から行われている矯正方法で、さまざまな症例に対応できます。
歯の裏側にブラケットやワイヤーを装着する裏側矯正の場合は、矯正装置が目立ちにくいでしょう。
マウスピース矯正
透明なマウスピースを装着して、歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。矯正装置が目立ちにくいため、近年人気が高まっています。マウスピースは取り外しできるため、ふだんどおりに食事や歯磨きをすることが可能です。
ただし、マウスピースは1日20時間以上装着する必要があります。また、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換しなければなりません。装着時間や交換時期を管理しなければならない点はデメリットといえるでしょう。
審美歯科で前歯をきれいにする費用の目安
審美歯科で前歯をきれいにする治療にはさまざまあります。治療法によって費用は異なるため、事前によく理解しておきましょう。治療方法別の費用相場は、以下の通りです。
<審美歯科の治療法別の費用相場>
治療法 | 費用相場 |
---|---|
ホワイトニング | ・オフィスホワイトニング:2万円〜6万円程度 ・ホームホワイトニング:2万円〜5万円程度 ・デュアルホワイトニング:5万円〜8万円程度 |
セラミック治療 | ・オールセラミック:10万円〜20万円程度 ・ジルコニア:10万円〜20万円程度 ・ハイブリッドセラミック:5万円〜8万円程度 |
ラミネートベニア | 8万円〜15万円程度 |
ダイレクトボンディング | 2万円〜5万円程度 |
ワイヤー矯正 | ・部分矯正:20万円〜60万円程度 ・全体矯正:60万円〜130万円程度 |
マウスピース矯正 | ・部分矯正:10万円〜40万円程度 ・全体矯正:60万円〜100万円程度 |
審美歯科での治療は基本的に保険が適用されません。自費診療になるため、歯科医院ごとに費用が異なります。複数の歯科医院で見積もりを取り、費用を比較検討することを推奨します。
審美歯科で前歯をきれいにするメリット・デメリット
審美歯科で前歯をきれいにすることのメリットとデメリットについてみていきましょう。
審美歯科で前歯をきれいにするメリット
審美歯科で前歯をきれいにすることは、悩みやコンプレックスの解消につながります。前歯がきれいになれば自信を持って会話したり笑ったりできるようになるでしょう。
また、審美歯科での治療は一般歯科での治療に比べると高度な技術を要します。さらに、高品質の素材を選ぶことができるため、審美性を高めることができるという点も大きなメリットです。そのため、自然な歯のような色や形を求める方に、審美歯科での治療が選ばれています。
審美歯科で前歯をきれいにするデメリット
審美歯科のデメリットは、治療費が高くなる傾向にある点です。審美歯科での治療は保険が適用されないため全額自己負担になります。また、歯科医院が自由に料金を設定することができるため、歯科医院ごとに費用が異なります。
また、矯正治療の場合は治療期間が長くなる点もデメリットといえるでしょう。さらに、選択する治療法によっては、歯を削る必要があります。歯を削ることに抵抗がある方にとっては、デメリットといえるでしょう。
審美歯科で前歯をきれいにする治療方法の選び方
審美歯科で前歯をきれいにする治療法にはいくつかあるため、どれを選べばいいか悩まれている方もいるでしょう。ここでは、審美歯科で前歯をきれいにする治療方法の選び方について解説します。
歯の悩みは何か
歯の悩みの内容によってご自身に合った治療方法は異なります。「歯を白くしたい」「前歯のスキマをなくしたい」「出っ歯を改善したい」など、悩みはいろいろでしょう。
歯を白くしたい場合ならばホワイトニングが選択肢になりますし、歯を白くしながら前歯の形を整えたいのであればラミネートベニアという選択肢もあります。まずは、前歯をどのようにしたいのか悩みを明確にしましょう。
歯を削るのか
治療方法によっては健康な歯を削らなければならないこともあります。健康な歯を削らずに歯を白くしたい場合には、ホワイトニングが選択肢になるでしょう。
一方で、歯を削ってでも短期間で前歯をきれいにしたいという場合には、セラミック治療やラミネートベニアなどが選択肢になります。
まとめ
審美歯科にはさまざまな治療方法があり、前歯を白くすることや、形を整えることが可能です。
ただし、治療方法によって治療期間や費用が異なり、それぞれにメリット・デメリットも存在します。ご自身の前歯の悩みを歯科医師に相談し、費用や治療期間なども踏まえて前歯をきれいにする方法を検討しましょう。
審美歯科での治療を検討されている方は、熊本県熊本市にある関歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院では、インプラント治療を中心に虫歯・歯周病治療、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら、WEB予約もお受けしております。